- 店舗編
- 細やかな心配りを積み重ねておられる
山形県 酒田店
Feature
特徴
宅配クック123酒田店を運営する太田オーナーは、ご高齢の方々が食事に困ることなく、安心して毎日を過ごせるようにしたいという想いで2016年2月にお店をオープンしました。酒田店が配達している地域は集落ごとに離れている地区が多かったり、スーパーの数が限られていたりと、ご高齢者が1人で買い物に行くのが難しい場所もあるそうです。そうした環境の中で、買い物や調理が難しくなった方や栄養バランスが気になる方に、美味しくて健康的な食事を届けたいと考えておられます。
お客様の食の好みや体調の変化に気を配りながら、必要に応じてメニューの調整なども行い、食事を通じたつながりを大切にされています。お客様の健康を支えながら安心感や笑顔も届けられるように、日々心を込めたサービスを意識しながら活動に取り組まれています。

地域との交流を大切にされている酒田店
酒田店では、ご高齢の方々が交流できるサロンに参加したり、山形県のブランド米「つや姫」を取り入れたり、庄内地域の伝統芸能である「獅子舞」で無病息災を祈念して舞を披露するなど、地域の方々や福祉団体と連携しながらご高齢者を支える活動を行っておられます。お客様にお会いする前は身だしなみチェックを徹底。清潔感のある服装で配達を行い、お弁当をお渡しするときには必ず親しみを持ってお名前を呼び、少しでも会話を楽しんでもらえるように意識しているそうです。また、お客様の体調や食の好みはスタッフ間で共有できるよう連絡ノートを活用されており、変化があった場合は連携するなど、お客様だけではなく家族にも安心してもらえるように努められています。さらに、お弁当の納品書の裏には、冬季は配達が遅延する可能性がある旨や、お祭り、イベントによる交通規制などを記載することで不安を解消できるようにと、些細なことまで気を配られています。
お客様から「彩りがきれいで開けるとワクワクする」や「今日はどんなメニューかな?」と食事の時間を心待ちにしているというお話を聞いた時には、スタッフ皆さんの励みになったそうです。また、外出の機会が少ないお客様からは、「あなたたちが来てくれるから、1日1回は人と話せて嬉しい」「まるで家族が来てくれたみたいで安心する」という言葉をいただいたことがあるそうで、人とのつながりの大切さを実感されているそうです。今後は、1人でも多くのご高齢者に安心できる食事を届けられるよう、今よりも遠方へのお弁当をお届けしたいと考えておられます。お客様にとってお食事の楽しみを増やせるように寄り添いながら、健康と笑顔を支えることを目指されています。

- オーナーからのメッセージ
- 食事は単なる栄養補給ではなく、日々の楽しみのひとつ。だからこそ、味や栄養バランスはもちろん、彩りや食べやすさにもこだわっています。また、配達時にはお客様の体調やちょっとした変化にも気を配り、食事を通じて見守りの役割も果たしたいと考えています。