全国のお店めぐり

店舗編
地域の特性を熟知すると共におひとりおひとりの適正に合わせる
北海道 道央店

Feature
特徴

宅配クック123道央店を運営する有限会社イングプラザのオーナーは、ご自身のお母様が年を重ね、食事に不便や不満を感じていたところを見聞きしていたそうで、そんな時にご高齢者向けの配食事業のことを知り、ぜひ自分の手で運営したいという想いで2023年9月に道央店の運営を引き継がれました。

道央店がお弁当をお届けしている地域にあるショッピングセンターやフードセンターは、国道など大きな道路に面している店舗が多く、住んでいる場所によってはご高齢者が気軽に買い物に行くことが難しいことも多くあるそうです。また、一時停止の標識や横断歩道がない道路もあるそうで、常に運転にも気を付けておられ、お弁当と一緒に真心と安心をお届け出来るよう、スタッフ全員が一丸となって日々の業務に取り組まれています。

宅配クック123 道央店

「気づき」を大切にする 道央店

道央店では、お客様ひとりひとりに合った対応を意識されており、手が不自由なお客様にはお弁当が横にならないように袋の持ち手を手にかけてあげたり、趣味があるお客様にはそのことについて尋ねたりしてコミュニケーションをとられています。だからこそ、お客様の些細な行動などに気が付くことが多く、「Aさんは玄関前に歩行器が無ければ、裏に仲良くしているお家があるみたいだから行ってみて」や「Bさんはお庭のお手入れが好きだから、鍵が開いているときはお庭にいるかもしれない」など、配達したときに得た情報を共有しているそうです。

お客様からは、敬老の日にお饅頭をお配りした翌日に、いつもにない笑顔で「昨日のお饅頭とても美味しかったよ。普段は甘いものを食べないから、なんだかとっても元気が出てきた気がするよ」と大変喜んでいただけたり、ご馳走の日のお食事をお届けした後日に「とてもおいしかったよ、毎日届けてもらうだけでもありがたいのに、いいものを食べさせてもらってありがとう」「こうやって家族以外とお話できていることもいつもとても嬉しいんだよ」と言っていただけたりと、お食事を届けている以上のことが出来ているのかもしれないと感じる度に、身の引き締まる思いになるそうです。 現在は、地域包括支援センターと協力した講話や、市内の警察署と協力したチラシの配布などを実施しており、今後はお弁当での栄養補助の役割だけではなく、地域福祉に関わる機会やきっかけを増やし、より貢献していくことを目指されています。

宅配クック123 道央店
オーナーからのメッセージ
道央店に着任して、この仕事はお弁当を届ける事によってお客様の栄養を守っているのだけではなく、お客様自身の命も守っている仕事なのだと日を増して感じています。この責任感に慣れることなく、よりお客様とご家族に安心をお届けしていけるようにスタッフと共に励んでいきたいと思います。