- 店舗編
- 淡路島の最南端から島内すべてへ配達 今年で10周年を迎える
兵庫県 南あわじ店
Feature
特徴
宅配クック123南あわじ店を運営する有限会社イチイは、南あわじ市で事業所向けの給食弁当の事業を営んでおられます。
オフィスや現場へ日替わり弁当をお届けしている中、ご高齢者向けのお弁当に関するお問い合わせが増えてきたことからお食事にお困りの方が多くいらっしゃると感じ、ご高齢者へのお弁当の配達も開始することを決意されたそうです。
2014年3月に宅配クック123南あわじ店をオープンし、今年で10周年となりました。
淡路島は東京23区より少し小さいくらいの大きさで面積も広いですが、最南端の南あわじ市から島内全ての地域へ配達をされておられます。
また、島内は片側1車線の道路の為、大型連休などで観光客が増えると渋滞で車を進められない事があるそうですが、お弁当を待っているお客様のために毎日配達に向かわれています。
気持ちを伝えるお節介をお届け
宅配クック123南あわじ店は、13名のスタッフで日々運営をされており、スタッフの人数が多いからこそお客様の変化や情報を細かに共有することを心がけておられます。
また、配達の際は出来る限り手渡しをし、表情を見て、お変わりがないかのお声がけを行っており、些細な事でも変わった様子があったら担当のケアマネジャーやご家族への連絡を徹底されておられます。
実際に、配達時にお客様が不在でご家族へ連絡したところ大変感謝をしていただいたことがあるそうで、配食事業をしていて良かったなと感じたそうです。
お客様にもしっかりと満足していただけるように、地元のお米をブレンドしてごはんを炊いたり、郵便物のお渡しや服薬のお声がけなどの“おせっかい”を実施したりすることを心がけており、現在はスタッフ全員が認知症を支援する目印の「オレンジリング」を取得するように、積極的に講習を受けることも考えておられます。
また、お弁当に興味がある方に向けて、民生委員の方と連携して公民館などでお弁当を食べていただくような活動などもされており、初めて利用される方にも安心していただけるような取り組みを実施されています。
遠方の地域へ配達をした際に「遠いところまで来てくれていつもありがとう」と言っていただけることも多いそうですが、他にもお食事にお困りの方がいらっしゃるのではないかと感じているそうです。
そんな方を少しでも減らすために、今後は淡路島の離島である沼島までお届けすることを目指されています。
- オーナーからのメッセージ
- 私自身、淡路島出身ということもあり、地元のご高齢者の方にはお食事に困られることなく、なにかあった際には頼られる存在になるようなお店を作っていきます。