全国のお店めぐり

店舗編
ひとつひとつ丁寧に心を込めて届ける
古河店

Feature
特徴

古河店の店長は元々パートとして働いていましたが、日々の積み重ねの中で食を通して多くの人と関わっていくうちに、「我以外全て師なり」と「丁寧に生きる」ということを教わりました。何事にも様々なドラマがあり、それらは感動の連続だったそうです。そんな日々を継続していくうちに店長に任命されました。現在は社員を含む19名、20歳から68歳という幅広い年代のスタッフと共に古河店を運営しておられます。

多くのスタッフが働く中で、月1回~2回のミーティングや、掲示板メモを活用して各配達コースの情報共有など、スタッフ間でのコミュニケーションを大切にしておられます。また、スタッフ全員が認知症サポーター養成講座を受講し、「オレンジリング」と呼ばれるリストバンドを取得。これは認知症の人や家族を温かく見守る・支援するというしるしであり、認知症カフェや介護支援講座へ参加するなど、日々多くのことを学んでいるそうです。

店舗独自のアイデアがたくさん

古河店では、栃木市のエリアにまで配達に行っており、場所によっては田んぼの中の一軒家などに住んでいる方もいらっしゃいます。そんな中、1人でも多くのお客様に喜んでいただけるように、店舗新聞を作成したり、ぬり絵・なぞなぞなどをお客様に出したり、店舗独自の取り組みをしておられます。お客様のことを想った取り組みをしているからこそ、お手紙をいただくことや感動のエピソードが生まれることもあるそうです。

ある日、3世代農家のおばあちゃんへのお食事を頼まれ、配達を開始しました。最初は嫌がっていたそうでお嫁さんやお孫さんも困っていましたが、「おばあちゃんのためにみんながお弁当を選んだんだよ。85歳からの生はご褒美なんだから、ちゃんと受け取ろう」とお話ししたら、笑顔で受け取ってくれるようになりました。それから1年以上経過したあと「スーパーで顔を合わせた農家のお嫁さんから話を聞いた」というご婦人がお店にやってきました。スタッフの明るい声や駐車への配慮、小さなことでも報告してくれるなど、たくさん褒めていたそうで、ご婦人も気になったそうです。1年以上経ってもお嫁さんが覚えていてくれたこと、知り合いではない方にも話をしてくれたことに、店長も感動したとのことです。
お客様に愛されている古河店は、これからも「頼んで良かったと心から喜ばれるお弁当やさん」になれるよう日々の活動に取り組んでいます。

店長からのメッセージ
利用者様にもドラマがあるように、スタッフにもドラマがあります。ただのお弁当ではなく、厨房、配達員にも「想い」があります。想いのスパイスのきいた【心をつなぐお弁当】でありたいです。