ふるさと味めぐり

郷土編
山と海、水の恵みが息づくまち
富山県富山市

富山県富山市は、北に富山湾、南に立山連峰を望む、水と山に育まれた北陸の中核都市です。神通川などを利用した水運が古くから発達し、米や薪炭などの物資が行き交う集散地として栄えてきました。市内には富山城跡を整備した富山城址公園があり、周辺にはかつての城下町の面影が残されています。江戸時代には富山藩前田家の居城として整備され、城下町として発展。当時の町割りは、現在の中心市街地の骨格にもつながっています。立山信仰の対象として知られる立山や、行商文化を育んだ配置薬(置き薬)の歴史も、この地域独自の風土と深く結びついてきました。富山湾の豊かな食文化、路面電車が行き交う街並み、ガラス工芸を軸としたまちづくりなど、自然と歴史、文化が今の暮らしに息づいていることも、富山ならではの魅力です。

Point
ポイント

「ガラスの街・富山」を象徴する
「富山市ガラス美術館」
富山市ガラス美術館は、世界的な建築家・隈研吾氏が設計を手掛けた複合施設「TOYAMAキラリ」内にあります。館内では、現代ガラス美術の巨匠デイル・チフーリ氏によるインスタレーション作品をはじめ、国内外の現代グラスアートを紹介。常設展のほか、多彩な企画展も開催され、ガラスが生み出す豊かな表現に触れることができます。
富山市ガラス美術館
一面にひまわりが咲き誇る
「スローライフファーム ひまわり畑」
約19,000㎡もの広大な休耕地を活用し、毎年100万本を目標にひまわりを育てている、夏ならではの絶景スポットです。種まきの時期をずらすことで開花時期を調整し、長い期間にわたって一面に広がるひまわりの風景を楽しめるよう工夫されています。
スローライフファーム ひまわり畑
街なかに水と緑が広がる
「富岩運河環水公園」
富岩運河の水辺を生かした、緑豊かな公園です。シンボルとなっている天門橋の両端に設けられた展望塔からは、公園を一望でき、天候に恵まれれば立山連峰を望むこともできます。運河沿いの散策路や野鳥を観察できるバードサンクチュアリのほか、四季折々の風景を水上から楽しめる「富岩水上ライン」のクルージングも人気です。
富岩運河環水公園
雄大な自然美が広がる
「神通峡」
富山市を流れる神通川と、雄大な山並みが織りなす美しい峡谷です。穏やかな水をたたえるダム湖をはじめ、神通峡を一望できる庵谷峠展望台、国の登録有形文化財である旧笹津橋、天然記念物に指定されている猪谷の背斜・向斜など、周辺には自然と歴史を感じられる見どころが点在しています。
神通峡
城下町・富山の歴史を伝える
「富山市郷土博物館」
お堀や石垣に、かつての城址の面影を感じる富山城。現在の天守閣風の建物は1954年に建設されたもので、内部は「富山市郷土博物館」として公開されています。館内では、戦国時代の築城から明治時代以降の城址の変遷まで、400年以上にわたる富山城の歴史を、模型や映像などを交えながら分かりやすく紹介しています。
富山市郷土博物館