ふるさと味めぐり

郷土編
瀬戸内海の恵みを享受しながら発展した美食と芸術の街
香川県 高松市

香川県高松市は、瀬戸内海に面した四国の玄関口として栄えてきた港町です。高松港は小豆島や直島など瀬戸内の島々への航路が集まる交通の要衝で、古くから人と物の行き交う拠点でした。市内には高松城跡の玉藻公園があり、海水を堀に引き入れた水城の構造が当時の姿を伝えています。また、江戸時代に高松藩主が造園した栗林公園は、池泉回遊式庭園として国の特別名勝に指定されています。源平合戦の史跡が残る屋島や四国八十八ヶ所霊場の札所も点在し、歴史や信仰と深く結びついた文化が息づいています。讃岐うどんや骨付鳥に代表される食文化、全国有数の長さを誇るアーケード商店街、瀬戸内国際芸術祭の拠点都市としての役割など、重なり合う要素が都市の特色を形づくっています。港周辺では市場や倉庫街の再整備が進み、港町としての成り立ちを、街を歩きながら感じ取ることができます。

Point
ポイント

東京ドーム3.5個分に匹敵する大きさ
「栗林公園」
ガイドブックのミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで「わざわざ旅行する価値がある」意を持つ三つ星として紹介された栗林公園は、世界共通の美が感じられる場所です。背景の紫雲山を含めると約75haで文化財に指定されている庭園で最も大きく、江戸時代の池泉回遊式と呼ばれる作庭様式を駆使した庭園はどこを眺めても、歩いても感動を覚える絶景です。
栗林公園
四国の四大祭りのひとつ
「さぬき高松まつり」
高松の夏の風物詩で50回以上開催されている歴史あるお祭り。四国でもトップクラスの人気を誇る花火大会は見ものです。祭典のクライマックスを飾る「総おどり喜舞笑舞きまいわらいまい」では熱い踊りが繰り広げられます。
さぬき高松まつり
屋島山麓の広大な敷地に広がる
「四国村ミウゼアム」
四国各地に点在した33棟の古い民家や歴史的建造物を移築した、屋島の麓にある野外博物館。5万㎡の敷地内には、江戸から大正期にかけての地方色豊かな建物などが並び、また当時の生活の様子がうかがえる民具も展示されています。
四国村ミウゼアム
高松港からフェリーで約20分
「女木島」
島の中腹にある鷲ヶ峰山頂に大規模な洞窟があり、古来より鬼が住んでいたと伝えられていることから別名「鬼ヶ島」と呼ばれています。桃太郎伝説は全国各地に残っていますが、イヌ、サル、キジ、鬼(海賊)、鬼ヶ島など伝説の重要要素が揃っているのは香川だけです。
女木島
歴史ある温泉郷
「塩江温泉郷」
約1,300年前の奈良時代に僧行基によって発見され、弘法大師空海が湯治の地として伝えたという由緒正しき温泉エリアの総称です。県内最古の温泉郷で「高松の奥座敷」として親しまれ、四国に2つにしかない国民保養温泉地に指定されています。
塩江温泉郷