- 郷土編
- 琵琶湖の恵みに育まれた自然と多彩な文化に恵まれた
滋賀県 大津市
滋賀県大津市は、琵琶湖に面しながら山並みにも包まれる自然豊かな地域で、本州のほぼ中央に位置する街です。大津市はかるたの聖地といわれており、百人一首の巻頭歌を詠まれた天智天皇を御祭神とする近江神宮は、競技かるた決定戦の会場となっています。また、天台宗総本山の比叡山延暦寺や、紫式部が源氏物語を起筆したといわれる石山寺、明智光秀の菩提寺である西教寺、松尾芭蕉がその景観を好み墓も建つ義仲寺など、名だたる偉人が愛した歴史の街ともいわれています。また、琵琶湖でマリンスポーツや釣りなどを楽しめたり、琵琶湖の鮒寿司やしじみ飯などのご当地グルメも堪能できたり、訪れた人々を魅了しています。四季折々に異なる景色や歴史と自然が調和している観光地として、国内外から注目されているスポットです。
Point
ポイント
- 国の天然記念物である珪灰石の
大きな岩盤の上に立つ
「石山寺」 - 真言宗の大本山にあたるお寺で、平安時代には京都の清水寺や奈良の長谷寺と並び、三観音とされ多くの方々の信仰を集めました。貴族たちの間では石山詣が盛んになり、紫式部が参籠中に「源氏物語」を起筆したことや、「枕草子」「蜻蛉日記」「更級日記」などの文学作品に登場することから、文学の寺ともいわれています。

- 天智天皇をまつる
「近江神宮」 - 近江神宮はかるたの聖地と言われていますが、天智天皇は日本で始めて漏刻(水時計)をつくったことから「時計発祥の地」としても知られています。自然豊かな境内、色鮮やかな楼門、近江造り・昭和造りの社殿など、見どころが多くあり、毎年多くの参拝客が訪れています。

- 世界最大級の噴水
「びわこ花噴水」 - 大津港の沖合180mの防波堤上からあがる「びわこ花噴水」は、全長約440m、高さ約40mの大きさで、横の長さは世界最大級です。夜になるとライトアップされ、放水量や角度が少しずつ変化し、幻想的な光景が楽しめます。

- 約3,300㎡の庭園が広がる
「旧竹林院」 - 坂本に残る格調高き里坊のひとつで、清流がほとばしる庭園は国指定の名勝庭園です。「天の川席」と呼ばれる日本に2つしかない珍しい間取りの茶室を見ることができます。備えられた机に、紅葉した庭の木々が美しく映り込む幻想的な逆さモミジは必見です。

- 琵琶湖の遊覧を楽しめる
「びわ湖クルーズ」 - 決まった港から定期的に発着するクルーズ便や季節限定で運航する便があり、アーリーアメリカン調のクラシカルな外観をした大型遊覧船でリゾート気分を味わえたり、琵琶湖に浮かぶ神の住む島「竹生島」に行くことができたりします。
