- 郷土編
- 大自然と文化が融合する道央の都市
北海道 北広島市
北海道北広島市は、札幌市の隣町で、道央に位置する都市です。札幌市と新千歳空港の中間にあり、自然豊かな環境と便利な都市機能が調和しています。北広島市では、歴史を築いた三偉人として、寒地稲作の父･北海道稲作の父と称される中山久蔵、札幌農学校の教頭であったW.S.クラーク、広島県の人々と移り住んで開拓した和田郁次郎を挙げており、市内には記念公園や石碑などが建てられています。北海道は人口1人当たりの公園面積が全国1位（29㎡）ですが、北広島市はその2倍以上の広さ（70㎡）があり、市内の公園数は200か所以上。また、特別天然記念物の野幌原始林などもあり、身近なところで豊かな自然を感じることができます。大型商業施設や年間を通じてさまざまなイベントがあるなど、住む人や訪れる人を魅了しています。
Point
ポイント
- 国指定史跡
「旧島松駅逓所」 - 駅逓とは、駅舎と人馬を備え、宿泊や運送などの便をはかるために設置されたもので、現存する駅逓所としては道内最古のものです。北海道遺産「赤毛米」の栽培に成功した記念碑「寒地稲作この地にはじまる」の碑や、北海道開拓に際して農業技術を向上させるために招かれて来日したW.S.クラークがこの地で残した名言「青年よ大志を抱け」の碑も庭内にあります。
- 2023年3月に誕生した
「HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE」 - 北海道日本ハムファイターズの新球場を含めた約32haという広大な敷地面積を持つ施設。球場以外にも宿泊施設やベーカリーレストラン、あそび場、アクティビティ施設などがあり、子供から大人まで楽しむことができます。
- 自転車歩行者専用道路
「エルフィンロード」 - 北広島市と札幌市を結ぶサイクリングロードの北広島市区間の愛称です。JR千歳線に沿って延びた約8.1kmの区間は、高低差も少なく、豊かな森や四季折々の自然景観をゆったり楽しめるのが特徴です。
- 国内では珍しい
「モール温泉」 - 北海道遺産にも認定されたモール温泉は、太古の昔から長い年月をかけて堆積した植物が作り出した地層を通って湧き出た温泉です。植物性の保湿成分を多く含み、肌の刺激が少ないだけではなく、短時間で身体の芯から温まり、湯冷めしにくいのも特徴です。
- 特別天然記念物
野幌原始林 - 野幌原始林は、北広島・札幌・江別の３市にまたがる野幌丘陵に位置し令和元年に北広島市の面積がさらに追加指定されました。開拓によって消失した部分はあるものの保護活動により植生が回復しつつあるそうです。遊歩道も整備され、都市近郊で自然を満喫することができます。
