- 郷土編
- 世界農業遺産に指定されている豊かな自然と美しい景観に恵まれた
石川県 七尾市
石川県七尾市は、能登半島の中央部に位置しており、富山湾や七尾湾に面している地域です。日本で最大規模の山岳城「七尾城」が築かれていた城山に七つの尾根(松尾、竹尾、梅尾、鶴尾(菊尾)、亀尾、竜尾、虎尾)があったことが「七尾」の由来と言われています。七尾市を含む能登半島の4市5町は、美しい自然や景観、自然の恵みに感謝するお祭りや風習などが多く残っていることから世界的な評価を受け、「能登の里山里海」として、2011年には国内で初めて世界農業遺産として認定されました。七尾市内には海の幸を堪能できる能登食祭市場をはじめ、全長1,050mの能登島大橋で繋がっている能登島や能登半島屈指の和倉温泉街、伝統が受け継がれてきた数々のお祭りなどがあり、魅力的な観光地として全国から多くの人々が訪れています。
Point
ポイント
- 開湯1200年の歴史を誇る
「和倉温泉」 - 北陸随一の“海の温泉”として、塩分濃度が高く高温で、「美肌の湯」とも呼ばれています。明治42年、当時の皇太子殿下が皇族として初めて和倉に訪れ、殿下の御休憩所として建設された御便殿に入られた際には、七尾湾の風景を愛でられ、総檜作りの浴槽で温泉を楽しまれたそうです。それ以降も皇族の方々が多く来訪されています。
- 国の重要無形民俗文化財
「青柏祭の曳山行事」 - 平安時代から伝わる能登地方で1番盛大な春祭りで、五穀豊穣を祈願します。高さ12m、重さ20t 、車輪の直径2mという巨大な曳山は「でか山」と呼ばれており、一気に方向転換させるシーンは迫力満点です。
- 日本海側最大級の水槽を有する
「のとじま水族館」 - 能登半島近海に生息・回遊してくる魚を中心に飼育・展示しており、水量1,600tの水槽には日本海側唯一の展示となるジンベエザメをはじめ、能登近海に回遊してくる大型魚類を中心に展示しています。