ふるさと味めぐり

郷土編
都会にある水の都緑と水辺の景観がつくりだす美しい街
東京都 江東区

江東区は、東京都の東南端に位置し、西に隅田川、東に荒川、南は東京湾に面しています。区名の由来は、隅田川の東に位置するという地理的な意味合いから“江東”が選ばれました。また、“江”は深川、“東”は城東の意味も含んでいるといわれています。 江東区の内陸部に位置する深川・城東エリアでは、江戸時代から世代を越えて受け継がれてきた「伝統」を感じることができる一方で、臨海エリアでは、近未来的な景観を備えた施設が次々と建設されており、日本の「最先端」の観光を楽しむことができます。また、都心にありながら豊かな水と緑に囲まれた「水彩都市」であり、区全域に広がる癒しの空間を満喫することができます。 暮らしやすく、魅力も多い江東区の人口は15年ほどで約10万人増加しており、その増加率は23区内でも屈指です。これからも水に恵まれた特性を活かしながらの発展を目指しています。

Point
ポイント

東京の台所として都民を支える
「豊洲市場」
築地市場が2018年に豊洲へ移転し、現在では見学ルートが整備され一般客も気軽に入場できるようになりました。「水産卸売場棟」ではマグロの競り、「青果棟」では野菜や果物の旬ごとに色分けされた見学コースが設定されています。見学ギャラリーと物販店舗がある「水産仲卸売場棟」は屋上から東京タワーも眺めることができます。
豊洲市場
江戸三大祭りの一つ
「深川八幡祭り」
毎年8月に開催される富岡八幡宮の例祭「深川八幡祭り」。3年に1度行われる本祭りでは、53基の神輿が約8kmの道のりを練り歩き、担ぎ手に水を掛けることから別名「水掛け祭り」とも称されています。
深川八幡祭り
昭和天皇御在位50年記念公園に指定された
「木場公園」
木場公園は東京ドーム5個分の広さを誇っており、美術館や植物園、カフェやバーベキュー施設など多くの設備が整っています。3地区に分けられる園内は木場公園大橋が繋いでおり、橋の上からは東京スカイツリーを眺めることができます。
木場公園
1979年に東京都の名勝に指定された
「清澄庭園」
園内3か所には趣の異なる「磯渡り」があり、様々な景観を楽しむことができます。また、庭園西側の公園部には芝生広場などがあるほか、サクラが20本ほど植えられているため春はお花見の場として親しまれています。
清澄庭園
学問の神・菅原道真公を祀る
「亀戸天神社」
菅原道真公を祀る亀戸天神社は、下町の天神さまとして多くの方々に親しまれています。江戸時代より梅や藤の名所としても知られ、その美しさは歌川広重の「名所江戸百景」にも描かれており、現在は「新東京百景」の1つに選ばれています。
亀戸天神社