ふるさと味めぐり

郷土編
大自然に囲まれた豊かな土地柄 食材・郷土料理・芸術・名所・名湯と 魅力あふれた街
山形県 山形市

山形市は、四方を山々に囲まれた自然豊かな街でありながら、都市機能も充実した暮らしやすい街です。盆地である地形の特性により寒暖差が大きい気候環境と良質な水に恵まれ、さくらんぼやラ・フランスなどをはじめとした豊富な作物と、芋煮や冷たいラーメンなどの郷土料理が受け継がれています。また、山形市内には1年中美しい景色を堪能できるスポットがたくさんあり、春は馬見ヶ崎川沿いの桜並木、夏は東沢地区の夜空に輝く蛍の光、秋は山寺の五大堂から見える紅葉、冬は蔵王の樹氷など四季折々で様々な表情を見せてくれます。 自然だけではなく山形国際ドキュメンタリー映画祭や山形交響楽団、山形美術館などの文化や芸術、伝統こけしや山形鋳物など伝統工芸品なども山形市の魅力の一つです。歴史・伝統・文化を大切に引き継ぎながら山形県の県庁所在地として発展しています。

Point
ポイント

山形市秋の一大イベント
「日本一の芋煮会フェスティバル」
山形の秋といえば、家族や友人達と河原で鍋を囲んで芋煮を食べるのが風物詩で、その魅力を全国に発信するために1989年に秋の一大イベントとしてはじまりました。 直径6.5mの大鍋と重機を使って、約30,000食分を超える食材を調理しており、2018年には「8時間で最も多く提供されたスープ」としてギネス世界記録を達成しました。
日本一の芋煮会フェスティバル
日本屈指の古湯
「蔵王温泉」
1900年前に開湯し多くの観光客が訪れる蔵王温泉は、東北随一の強酸性で美人づくりの湯としても有名です。
冬になると、蔵王温泉スキー場では氷の芸術と呼ばれる樹氷を見ることができ、昼と夜で一変する表情も必見です。
蔵王温泉
巨匠の作品に出会える
「山形美術館」
1964年に開館した山形美術館には、ピカソの作品をはじめ、シャガールやモネ、ルノワールといった名だたる画家の絵画があります。所蔵作品は約2,000点で、美術好きにはたまらない珠玉の作品が揃っています。
山形美術館
大正5年に建てられた
「山形県郷土館 文翔館」
かつて県庁舎や県会議事堂として使用されていた英国近世復興様式の建物で、国の重要文化財に指定されています。文翔館のシンボルで4辺に顔を見せる時計塔は、現在日本で稼働している中で札幌の時計台に次いで2番目に古いものです。
山形県郷土館 文翔館
通称山寺と呼ばれる
「宝珠山 立石寺」
松尾芭蕉が奥の細道の紀行の際この地を訪れ、「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」の名句を残した地です。
1,015段もある長い石段は登ることにより煩悩が消滅すると言われています。五大明王を祀る道場・五大堂は、断崖に突き出すようにお堂が立ち、美しい景色を見ることができます。
宝珠山 立石寺