ふるさと味めぐり

郷土編
世界農業遺産に認定された豊かな自然に恵まれたまち
石川県 輪島市

能登半島の北西部にある輪島市は、人口約3万人のまちで、日本海と緑の山々による自然に囲まれた地域です。
雄大な海と棚田をはじめとした豊かな自然は、日本の原風景とも言える美しいロケーションで国内外でも高く評価されており、平成23年には「能登の里山里海」として国内で初めて世界農業遺産に登録されました。
また、約700年前に開創された後全国1万6,000あまりの末寺を統括し、曹洞宗の一大聖地として尊ばれている總持寺祖院があります。
さらに、日本三大朝市のひとつで多くの人で賑わっていた輪島朝市、総漆塗りの豪華なキリコが巡行する輪島大祭などが行われ、多くの観光客で賑わっていました。
令和6年1月1日の能登半島地震では非常に多くの被害が報告されておりますが、くらしの再建やなりわいの再興など、新たなまちへの再生に向けて歩まれています。

県内一の水揚げ高を誇る
「輪島漁港」
海女さんによるアワビやサザエの素潜り漁や、ノドグロや加能ガニ(ズワイガニ)など多くの魚介類が水揚げされます。
なかでも、トラフグやマフグ、ゴマフグなど、豊富な種類の天然フグの漁獲量は何度も日本一に輝いています。
輪島漁港
日本を代表する漆器
「輪島塗」
江戸中期以降に盛んに作られるようになった輪島塗は、国内外から高く評価されている伝統工芸品です。
輪島塗は全部で124工程あるといわれており、一工程ごとに分業で生産され、作業が中断すれば次に進めないといわれています。
輪島塗