ふるさと味めぐり

郷土編
リアス式海岸となだらかな丘陵地に恵まれた風光明媚な地域
愛媛県 八幡浜市

八幡浜市は愛媛県の南西部に位置しており、八幡浜と保内エリアの大きく2つに分けられています。明治時代には、関西地方と四国南西部や九州を結ぶ海上交易で栄え「伊予の大阪」といわれてきました。現在、海上交易は姿を変え、九州との玄関口として1日20往復のフェリー便が往来しています。
愛媛県はみかんの一大産地ですが、その5割以上が八幡浜市で生産されています。リアス式海岸の急峻な地形には、先祖代々石を積み上げて造られてきた段々畑が続きます。更に四国有数の魚市場を有しており、年間200種類以上の魚が水揚げされ、豊富な種類の魚を利用した蒲鉾やじゃこ天など練物製品が数多く生産されています。市内にはレトロな建物や町並みが現在も残っており、食や自然、歴史など様々な魅力がぎゅっと詰まっています。

Point
ポイント

道の駅 みなとオアシス
「八幡浜みなっと」
市内の魅力を一堂に会する場所として、八幡浜港に誕生した施設。その日の朝八幡浜漁港に水揚げされた新鮮な魚介類を販売する「どーや市場」や、とれたての柑橘をはじめとする果物や野菜、八幡浜の名品などを販売する「アゴラマルシェ」、情報発信・地域活動の拠点となっている「みなと交流館」などで構成されており、まちのシンボルとなっています。
「八幡浜みなっと」
八幡浜市にある唯一の有人島
「大島」
八幡浜市内より南西約12㎞の沖合に位置し、大小5つの島、粟ノ小島、大島、三王島、地大島、貝付小島を総称して「大島」と呼ばれる離島です。
大島
市民による市民のための
「市民ミュージカル」
ミュージカルの制作や上演を通して、地域に対する愛情を育み、まちづくり・ひとづくりに貢献する目的で開催しており、小学生から高齢者まで参加しています。
市民ミュージカル
八幡浜の地名の由来になった
「八幡神社」
717年に創建された八幡神社では、1200年以上の歴史を持つ日本の古典音楽「雅楽」の演奏や専用装束の着付け体験、手水や祝詞の書写、絵馬づくりなどの「神社体験」ができ、外国人観光客からも人気のスポットです。
八幡神社
八幡浜漁業を代表する漁法の一つ
「トロール漁業」
トロール漁業は、沖合で行なう「底曳網漁業」のことで、2隻で1つの網を曳いて水深100〜200mの魚を獲る方法です。大正時代から始まった伝統ある漁法で、戦後の魚事情を支えたとも言われています。
トロール漁業