栄養コラム

2023.04.01
「たんぱく質」について

健康な体を維持するために欠かせない栄養素「たんぱく質」についてお話します!

たんぱく質ってどんな栄養素?

たんぱく質は筋肉など体をつくる栄養素として知られています。筋肉・臓器・血管・骨・髪・皮膚など体の多くの部分がたんぱく質で構成されており、水分以外の体の成分の約半分を占めています。それ以外にも酵素やホルモン、免疫物質としてさまざまな機能を担っている重要な栄養素です。

たんぱく質が不足するとどうなるの?

体力・免疫力が低下して、風邪や感染症にかかりやすく、治りにくくなります。また、筋肉量が減少し、筋力が低下することで運動機能や活動量の低下につながります。口や喉の筋肉が衰えると飲み込む力が低下して誤嚥性肺炎のリスクも高くなります。

どのくらい摂ればいいの?

推奨量は、65歳以上の場合、男性は一日60g、女性は一日50gとなっています。これは働き盛りの世代の推奨量(男性65g、女性50g)とほとんど変わりません。
若いころと比べて食べられる量が減ってきた、と感じる方は特に意識してたんぱく質を摂るようにしましょう。

どんな食品に含まれてるの?

たんぱく質は、肉類・魚介類・卵・乳製品など動物性の食品のほか、豆類・大豆製品などの植物性の食品にも多く含まれています。特定の食品に偏らないように、それぞれのたんぱく質をバランスよく摂るようにしましょう。

上手に摂る方法は?

毎回の食事にたんぱく質が多く含まれている食品を取り入れましょう。一度にたくさん食べるのではなく、小まめに摂ることが大切です。間食に牛乳やヨーグルト、煮豆などを食べるのも良いと思います。また、肉や魚はそんなにたくさん食べられない、という方は野菜のおかずにたんぱく質が摂れる食材をプラスする「ちょい足し」もおすすめです。

ちょい足しメニュー例